【BSOD】Windowsで意図的にブルースクリーンを発生させる方法5選
最終更新 2022/12/31 20:09
・ダンプファイルの解析をする目的で意図的にブルースクリーンを発生させたい方
・Microsoftに恨みがあり、WindowsをBSODにしたい方
他人のコンピューターでBSODを発生させると、刑事・民事上の責任を問われる可能性があります。必ず仮想環境で実行してください。
方法1. 重要なプロセスを終了させる方法
Windowsの続行が困難な程重要なプロセスが強制終了された場合、ブルースクリーンになります。
具体的には、「wininit.exe」「ntoskrnl.exe」「svchost.exe」などです。
以下のようなコマンドを実行すると、BSODとなります。
taskkill /IM:svchost.exe /F
ただし、通常のWindows環境では「wininit.exe」などをセキュリティ上の理由で強制終了できない場合があります。
方法2. システムを破壊する方法
WindowsディレクトリのSystem32を管理者権限で削除して再起動すると、ブルースクリーンになります。(削除には管理者権限が必要)
rd /s /q %systemroot%/System32/
ただし、実行には時間がかかる上に復旧するにはOSを再インストールする他ないので、オススメはできかねます。
方法3. 開発者用BSODを使う方法
以下のレジストリに「CrashOnCtrlScroll」という名前の32ビットキーを作り、値を「1」とします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\kbdhid\Parameters
設定後、OSを再起動し、キーボードの右側のCtrlを押しながら「Scroll Lock」を2回押すとブルースクリーンになります。ただし、右Ctrlの無いキーボードを使っている場合には実行できませんので、ご注意ください。
方法4. バグを利用する方法
ブラウザから、以下のURLを開くとBSODが発生します。
\\.\globalroot\device\condrv\kernelconnect
問題のパスは「\.\globalroot\device\condrv\kernelconnect」というもので、先日NTFSの脆弱性を公表して話題になったJonas Lykkegaard氏が昨年10月、BSoDを引き起こす方法としてさらっとツイートしていた。
当時は特に注目されなかったが、NTFSの脆弱性公表に伴って発掘されたようだ。
このパスはコンソールドライバー(condrv.sys)を示すWin32デバイス名前空間パスだが、Lykkegaard氏はカーネルモード/ユーザーモードのプロセス間通信に使うものだと考えているという。
このパスを使用するには属性の付加が必要だが、属性を付加しないでアクセスした場合に適切なエラーチェックが行われず、BSoDが発生するとのこと。
https://security.srad.jp/story/21/01/19/1922232/
私の手元のEdge環境では、「ファイルが見つかりません」となってしまい、再現できませんでしたが、2021年の2月ごろまでのビルドのWindowsであれば再現できます。
方法5. 外部アプリを使う方法
「NotMyFault」と呼ばれる、意図的にブルースクリーンを発生させるアプリを利用すれば簡単にBSODを出せます。
NotMyFault - Windows Sysinternals | Microsoft Docsこちらはエラーの種類や、ブルースクリーンの色を変更できる(もはやブルースクリーンではないですが笑)ので便利です。
最後に
BSODを発生させると、メモリーの内容が自動的に「%systemroot%\MEMORY.DMP」に保存されます。
あとは、このファイルを外部のツールなどで解析してください。