Linuxネタコマンド
最終更新 2023/03/10 16:27
この記事は非公開(現在執筆途中)です
今回は、Linuxのネタ系のコマンドをいくつか紹介します。
ネタとはいっても、ところどころ使えるものがあったりなかったりするので参考になればと思います。
aafire
最初に紹介するのはaafireです。
これは、AsciiArtFIREの略称だと思います。
これで大体どんなコマンドか分かったと思いますが、導入していきます。
ターミナルを開き、
sudo apt install libaa-bin
とコマンドを実行します。aafireではなくlibaa-binというパッケージであることに注意が必要です。
y
と入力して続行します。
パッケージはそこまで大きくないのですぐにインストールが終わります。
導入が終わったら、
aafire
とコマンドを実行します。
すると、このように炎がアスキーアートで描かれます。
想像以上にクオリティが高いです。また、これしっかり炎のように動いています。
Linuxターミナルで焚火気分を楽しみたいときとかに使えそうですね。
ちなみに、
こんな感じでCtrl + Cで止めても、表示が残っています。(動きは止まります。)
別にこのまま使っても使うことはできるんですけど、うっとうしいので画面をきれいにしておきます。
その際は、
clear
とコマンドを実行すれば
このようにターミナルの画面がまっさらになります。
apt-get moo
次に紹介するのは、apt-get mooです。
そもそも、apt-getはaptコマンドの前身で、現在でもapt-getコマンドを使ってパッケージのアップデートやインストールなどを行うことは可能です。
歴史のある記事や、そもそも昔の記事ではapt-getコマンドを使う方法が紹介されていることが結構ありますので、まだまだ見かけるコマンドです。
そんなapt-getコマンドに、mooオプションをつけると、あることが起こります。いわゆる、イースターエッグのようなものですかね。
それでは早速やってみましょう。
ターミナルに、
apt-get moo
とコマンドを実行してください。ちなみに、パッケージの管理を行うわけではないのでsudoは必要ありません。
すると、
こんな感じで、牛が「Have you mooed today?」と語りかけてきます。
ちなみにこれだけです。
特に引数を設定しても何も変化はありません。
あと、この機能はaptにも引き継がれているようですね。
まあこの機能が必要かと言われると微妙なところですけどね。
banner
次に紹介するのはbannerコマンドです。
bannerコマンドは、アスキーアートを生成するコマンドです。
sudo apt install sysvbanner
とコマンドを実行し、パッケージをインストールして下さい。
yと入力する必要はありませんでした。
banner “[好きな文字列]”
とコマンドを実行します。
すると、
こんな感じで、#を使って文字のアスキーアートを生成してくれます。
これだけです。
bannerコマンドでXILLETEXのアスキーアートを生成してみました。
まあ手軽にアスキーアートを作りたい方はbannerコマンドを使ってみてはいかがでしょう。
cmatrix
次に紹介するのは、cmatrixです。
もう名前がほぼネタばれなので、言いますが、かの有名映画マトリックス風のコマンドです。
百聞は一見にしかずといいますが、ほんとに口頭で説明するより見せたほうが早いので導入していきます。
sudo apt install cmatrix
とコマンドを実行してください。
cmatrix
とコマンドを実行し、cmatrixを起動してください。
すると、
あのマトリックスのあれが出てきます。
まあこれだけのコマンドです。
マトリックス気分を味わいたいとか、そういったときに使うといいですね。
cowsay
次に紹介するのは、cowsayです。
名前の通り牛がしゃべります。それでは導入していきましょう。
sudo apt install cowsay
と実行し、インストールします。
これは一つのパッケージのみのインストールですので、yは求められません。
cowsay [好きな文字列]
とコマンドを実行してください。
すると、
こんな感じで牛のアスキーアートと、吹き出しがあり、その中に指定した文字列が入ります。
こうすることで牛がしゃべっているようになるわけです。
mooとか指定するとそれっぽくなります。
apt-get(apt) mooと同じようなコマンドですね。
cowthink
次に紹介するのは、cowthinkです。
察しのいい方ならもうわかるかもですが、cowsayと同じようなコマンドです。
cowsayをインストールすればcowthinkもついてきます。
cowthink [好きな文字列]
とコマンドを実行してください。
すると、cowthinkと同じような牛と吹き出しがでてきます。
比較してみると、このように吹き出しの形が違うことがわかると思います。
それだけです。
factor
次に紹介するのは、factorです。
名前の通り、因数分解をするコマンドです。因数分解って手計算では本当に面倒なので、このコマンドに関しては普通に使えるコマンドですね。
このコマンドはもともと実装されているものなので特に導入は必要ありません。
factor [任意の数値]
とコマンドを実行することで因数分解を行えます。
しっかりできていますね。
2023は7*17*17らしいです。
figlet
次に紹介するのは、figletです。
sudo apt install figlet
でインストールします。
これは一つのパッケージのみのインストールですので、yは求められません。
figlet [好きな文字列]
でコマンドを実行できます。
実行するとこんな感じで、これもアスキーアート系のコマンドですが、bannerよりも若干出来がいい気がします。
※¥となっているところは、Linux環境で見ればバックスラッシュ(\)になります。
また、bannerとの大きな違いは大文字小文字の区別があるという点です。
小文字のアスキーアートを作りたいという場合はfigletということになります。
ただ、bannerがすべて#でアスキーアートを作るのに対し、figletはバックスラッシュを含めたいくつかの文字を使うため、環境によって見え方が変わってしまう恐れがあったり(windowsではこのようにバックスラッシュが¥で表示されている)、ちょっと複雑で使えない場面がまれにあったするので、状況に応じてbannerと使い分ける必要があります。
fortune
続いて紹介するのはfortuneコマンドです。
code>sudo apt install fortuneでインストールします。
これは複数パッケージをインストールするため、yでの確認が求められます。yを押して続行してください。
インストールが終わったら、
fortune
とコマンドを実行してください。
すると、なんか出てきます。
翻訳してみましょう。
これはほんとに意味わかんないですね。
もう一回実行すると、次はこんな感じになりました。
翻訳すると、
やはり意味が分からないですね。
ちなみに、fortuneは偉人の名言をランダムに一つ表示するというコマンドなのですが、これではどちらかというと迷言ですね。
ちなみに、若干力業ですが、
こうやって生まれた迷言を、コピーして、
figletにペーストすれば
迷言のアスキーアートを作れます。
いい名言が出てきたときに記念に取っておきましょう。
まとめ
本記事ではいくつかネタ要素の強いLinuxコマンドを紹介しました。
まだいくつかネタコマンドがありますのでそれは次回に回したいと思います。