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【レビュー】tsumuri氏の本「インターネット上での匿名化技術とその必要性」について


作成日時 2023/01/30 20:07
最終更新 2023/01/30 20:53


  • まず初めに
  • 本の内容・感想
  • 本の構成
  • 著者について
  • まとめ

  • まず初めに

    本記事では、tsumuri(つむり)さんが執筆された本「インターネット上での匿名化技術とその必要性」について、レビューさせて頂きます。

    当該書籍はZennで販売されていますので、ご興味があればぜひ。

    インターネット上での匿名化技術とその必要性 - Zenn.dev


    本の内容・感想

    この本は、「匿名化技術の例と使い方」や「インターネットは匿名性を重視する必要があるのか」について、具体的な事例から解説しています。

    具体的には、匿名化が必要となるケースやその意義、VPNやTorを用いた匿名化方法がまとめられています。

    また、プライバシーを守る上で、ユーザーエージェント偽造の必要性や、フィンガープリントの存在について解説されていました。

    印象としては、理論的な内容というよりも技術的な解説が多く、匿名化の専門家ではなく匿名技術に興味がある初心者/中級者を対象にしていると感じました。

    匿名化技術を知っている、具体的には「socks5」「DNS leak」などの言葉について説明できる人には、少し物足りないかもしれません。

    しかし、「これらの用語を知らないが匿名化に興味がある」という方にはピッタリな本かと思います。

    値段も300円とかなりお手頃ですので、ぜひ読んでみて下さい。


    本の構成

    この本は、以下のような構成になっています。

    ・Chapter 01 - はじめに (試し読み可能)
    ・Chapter 02 -匿名化が必要な理由
    ・Chapter 03 - 私が匿名化にこだわる理由
    ・Chapter 04 - IPアドレスの偽装(VPNは非推奨)
    ・Chapter 05 - ユーザーエージェントの偽装
    ・Chapter 06 - ブラウザフィンガープリントについて
    ・Chapter 07 - 大手ウェブサービスの代案
    ・Chapter 08 - 終わりに


    著者について

    著者のtsumuri(@Tsumuri1017)氏は、なんと2008年生まれ(現在14歳)の中学生です



    普段は趣味でWebアプリケーションの開発、DiscordBot制作、Scratchでのゲーム作成などを行われていて、プライバシーを尊重する集団「Anonymous」(最近はハッカーグループとして有名になっていますが笑)のチャノロジーグループにも参加しています。

    また、セキュリティや匿名性、仮想通貨等についての同好研究会「Factercry~匿名技術情報研究会~」の主催者でもあります。

    Factercry~匿名技術情報研究会~ - Discord


    まとめ

    本記事では、tsumuri(つむり)さんが執筆された本「インターネット上での匿名化技術とその必要性」について、レビューさせて頂きました。

    当該書籍は、文庫本の半額以下の300円で購入できますので、匿名化技術やプライバシーに関心のある方はぜひ読んでみて下さい。

    インターネット上での匿名化技術とその必要性 - Zenn.dev