
内容
オンラインカジノ,略してオンカジという言葉を最近聞くようになった。僕自身はやったことないのだけれど,意外と周りの高校生でもやっている人が多くて驚いた。
界隈の規模を考えると,日本全体で見ても数十人,数百人単位ではなく,7桁近い利用者が居ると思う。実際に警察庁委託の2025年1月報告(N=27K)では,国内15-79歳の「現在の利用者」の推計は約196.7万人とのことだ。
もちろん賭博の一種であるから,有名人・配信者の"不祥事"として報道されることが稀によくあるけれど,実際にはそれは見せしめでしかなくて,あまり効果はないようだ。
そして,そもそも規制は可能なのかという点もかなり疑問だ。
インターネットは一つの国家のものではないのだから完全な取り締まりは不可能だし,ISPのブロッキングやDNSの小細工なんて「ちゃんとがんばって規制していますよ」というアピールのためのお気持ち程度にしかならない。
完全に違法化するから結局広がっていくばかりで,もっと柔軟に専門の運営ライセンスと法規制・課税・依存症対策を整えて,認可制で進めていくべきではないか。
むしろ現在の中途半端で何も規制できていない状況は「些細な触法行為くらいは別に大丈夫だな」という意識を植え付ける危険性があり,割れ窓理論のごとくどんどん深刻化していく可能性がある気がする。
あくまでも個人の感想でしかないのでどこかの2ch創設者に起こられてしまいそうだが,何かと日本は「ルール上はダメだけど,とりあえずこれで通ってるから良いや」という風潮があるように感じる。どこかの哲学者の言葉を借りれば,「つぎつぎとなりゆくいきほひ」というものなのだと思う。
日本が不思議なプライドと古典的規範に固着してダラダラしている間に,海外政府公認の海外企業によって,事実上国内市場が制圧される。広く一般化して法規制が整ったころには,後発の官営ないし国内ベンチャーはもはや海外企業に追いつくことはできない。いつもこの繰り返しで,もう少しどうにかならないものかなあと。
※この記事は元々「ノートの裏側」のために執筆したものですが,啓発・提言の意味合いも含めて公開記事に移動しました。