【ESAT-J満点】体験談と攻略法を伝授!帰国子女でもなくESAT-Jでスコア100を取った方法
最終更新 2024/02/03 00:25
ESAT-J(English Speaking Achievement Test for Junior High School Students)は中学校における英語学習によって身に付けた「英語を話す力」を客観的に評価することを目的として、2022年度から都内の公立中学3年生の全生徒を対象に実施されている試験です。
私は帰国子女でもない普通の中学生ですが、2023年度試験においてESAT-Jで満点を取ることができたので、その方法を伝授させて頂きたいと思います。
ESAT-Jで求められる「英語のレベル」について
私は、帰国子女でもなければ、塾で英語を習っている訳でもありません。
そのため、英語のリーディングこそはできるものの、スピーキングが苦手です。
以前、英検二級を取得した際にも、二次試験(面接)がかなりギリギリでした。
しかし、今回のESAT-Jにおいて重視されたのは、英語の知識よりも積極的に英語を話そうとする意欲だと思います。
そのため、難しい英単語や複雑な関係代名詞(中3で学習)などを知らなくても、中学校1年生~2年生の間に習うような基礎レベルだけで十分戦えます。
平均点や点数分布について
教育庁の資料
中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の取組状況について(PDF)
によると、令和3年度の平均スコアは53.7です。
また、点数の分布は以下のようになっています(資料内から引用)。
資料によると、スコア80以上(A)は全体の11.7%、その中でもスコア90以上は全体の3.6%(満点は1.1%)であると分かります。
シンプルだからこそ難しい、Part Aの攻略法
Part Aは、指定された短文を読み上げる問題です。
はじめに準備時間が30秒あり、録音開始の音が鳴ってから30秒の解答時間が与えられます。
一見はシンプルで簡単な問題に見えますが、焦って途中で嚙んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この問題で確実に点数を取るために、落ち着いて文章を一定の場所で区切りながら読みましょう。
また、英文にある"スペース"を無視して読むと、ネイティブのように聞こえます。
例えば、「I went to」は「アイウェントトウ」ではなく「アイウェントウ」と読みます。
自らの意見が求められるPart D
ESAT-Jにおいては、自らの意見を英語で表現する問題があります。
このような問題では、準備時間が長く用意されていますので、落ち着いて何を話すか考えましょう。
また、準備時間は話す内容についてのみを考えることをオススメします。 内容を英語でどのようにして表現するかは、考えれば考えるほど時間がかかります。 そのため、限られた準備時間内で表現方法を考えるのはもったいないです。
ならば、録音時間が始まってから中学校1年生レベルの英語だけで内容を表現してみましょう。
試験上の注意
試験に際しては、いくつか注意すべき点がありますので、それについてお伝えさせて頂きます。
まず一つ目は、トイレの場所を把握しておくことです。
これは入試本番でも有効な技ですが、試験会場に着いて自分の席を見つけたら、まずトイレを探しましょう。
試験自体は短時間ですが、待機時間が非常に長く、特に前半/後半に分かれて試験が実施されていると両方が終わるまで帰ることができません。
そのため、緊張を和らげる意味でも、まずトイレを探すようにしましょう。
また、試験中に緊張から手汗をかく人が多い(笑)ので、試験後に使うためのタオルを持参すると良いです。
これは実体験ですが、試験は小型のタブレット機器(Androidベースと思われます)を用いて行われ、試験中は不正防止のため(?)にそれを常に手で触っていることが求められます。
そのため、多くの人が手汗を書きますので、試験後すぐに手をふけるよう、タオルの持参を推奨します。
まとめ
本記事では、ESAT-Jで満点を取ることができたので、その方法をまとめました。
私は2023年度受験生ですが、本記事が来年度以降に受験される方のお役に立てれば幸いです。