【Ubuntu】Linuxに初挑戦ならUbuntu一択!誰にでも使いやすい最新かつ安定したOS
最終更新 2023/01/25 16:48
本記事ではUbuntuというLinuxディストリビューションを紹介します。
Linuxに初めて触れる方、Ubuntuという名前は聞いたことがあるけど実際なんなのか知らないという方向けに執筆をしております。
Ubuntuとは
Ubuntuは、Debianをベースに開発されているディストリビューションです。
「誰にでも使いやすい最新かつ安定したOS」を提供することを目標としており、ユーザーフレンドリーなUI、安定した動作が大きな利点です。
これらのことが功を奏し、現在では最も有名なLinuxディストロだと言えるでしょう。(Linuxディストロにおけるubuntuのシェア率は33.9%)
また、Ubuntuやこれをベースに開発されているディストロも多いため、インターネットにはUbuntuに関する多くの情報が存在します。
Linuxディストロは基本的に企業からのサポートを受けることができませんので、何かトラブルが起こった際は自らトラブルを解決する必要があります。その点、情報に溢れているubuntuはトラブルを解決しやすいと言えるでしょう。
詳細情報
Ubuntuはデスクトップ環境にGNOMEが採用されています。
ちなみに、Ubuntuにはフレーバーという概念があり、デスクトップ環境が変わったりターゲットとなるユーザーを絞りカスタマイズされるなどされたディストロがいくつか存在します。
有名な例でいけば、LXDE(LXQT)を搭載するLubuntu, XFCEを搭載するXubuntu, KDE Plasmaを搭載するKubuntu, クリエイター向けのUbuntu Studioなどがあります。
今回は、純粋なUbuntuに焦点を当てて紹介していこうと思います。
UIは標準のGNOMEに近いですが、dockが画面左に配置されているなど、一部改造されている部分があります。
また、写真編集ツールのShotwell、オフィススイートのLibreOffice、インターネットブラウザであるMozilla Firefox、メッセンジャEmpathy等がプリンストールされており、導入後すぐに日常使いすることが可能です。
システム要件は、
となっており、型落ちのラップトップ等でも十分に動かせるシステム要件となっています。
ただ、実際に快適に動かすにはこれよりももう少し高いスペックを用意したほうがいいでしょう。
UbuntuはLinuxディストロの中では比較的重量系なので、Windows10の動作を想定している程度のPCを用意したほうが安心ではあります。
ubuntuで動作が不安な場合はUbuntuフレーバーであるXubuntuやLubuntuの導入をおすすめします。(XubuntuよりLubuntuの方が軽量。機能性は後者の方が勝る)
パッケージ管理システムにはaptが採用されています。
パッケージをインストールする際は、
sudo apt install XXX(パッケージ名)
とコマンドを実行することでインストールが可能です。
※事前にパッケージリストのアップデート、アップグレードが必要です。アップデートは、
sudo apt update
アップグレードは
sudo apt upgrade
とコマンドを実行することで可能です。
日本語環境に関しても、インストール時に言語設定より日本語を選択することでシステム言語は日本語になり日本語入力も可能になるので、別途日本語入力ソフトをインストールする必要はありません。
WindowsやMac OSを使ってきた方にとっては日本語入力が最初からできるのはもはや当たり前だと思われると思いますが、Linuxは日本国外で開発されているケースが多く、日本語を使うのは日本人しかいない関係上日本語入力に対応しているディストロが少ない(特にシェアの低いものは)んですよね。その場合、コマンド(上記のaptコマンド)で日本語入力ソフトを自分でインストールする必要があり、初心者の方にはハードルが高くなってしまいます。 そういったところに気を遣わずに導入, 利用することができるというのはやはりUbuntuの最大の魅力なのではないでしょうか。
まとめ
今回はubuntuについて紹介しました。
Ubuntuは、WindowsやMac OSから初めてLinuxに移行してきたユーザーにおすすめできるディストロだと思います。
UIはどちらかといえばMac OS寄りですが、わかりやすく設計されているためWindowsから移行した方もすぐになれると思います。
実際に、私が初めて触ったLinuxディストロはUbuntuでした。
先述の通り、Ubuntuをベースに開発されているLinuxディストロも多く存在します。Ubuntuがベースになっているためさまざまな点で互換性が高く、Ubuntuからそのディストロ間の移行コストは他と比べて低くなります。
最初はUbuntuから初めて、徐々に派生のさまざまなディストロに触れていくというのもまた面白いのではと思います。