ActiveTK's Note

【MX Linux】軽量Linuxディストリビューション


作成日時 2023/02/22 09:01
最終更新 2023/02/25 21:34


  • まず初めに
  • MX Linuxとは
  • 詳細情報
  • まとめ

  • まず初めに

    本記事ではMX LinuxというLinuxディストリビューションを紹介します。

    Linuxをしばらく使ってみて、Linuxに慣れてもっと別のディストロを触ってみたいという方におすすめです。


    MX Linuxとは

    MX Linuxは、Debianをベースに開発されているLinuxディストリビューションです。

    高い機能性と動作の軽快さの両立を理由に、現在では世界で最も人気のあるディストリビューションです。(Distrowatchランキングより)

    そもそも、MX LinuxはantiXとMEPISコミュニティの共同事業によって開発されたディストロらしいです。(コラボみたいなもんですかね?)

    公式サイトによると、2013年 12月に、MEPISコミュニティのメンバー間で今後のディストロのオプションについて話し合いをしていたところ、antiXの開発者が話し合いに参加し、ISOビルドシステムとLive USB/DVDテクノロジを提供したことにより作られたようです。

    最初はantiXのバージョンとして公開された(DistroWatchに掲載されるため)MX Linuxですが、2016年には独自のDistroWatchのページが設けられ、現在に至るという感じらしいです。

    また、32bitコンピューターでも実行できることも利点の一つです。機能性の問題で64bitにしか対応しないOSが多い中、MX Linuxは32bitバージョンも用意されています。

    MX Linuxは、Debianをベースに開発されているLinuxディストリビューションです。

    高い機能性と動作の軽快さの両立を理由に、現在では世界で最も人気のあるディストリビューションです。(Distrowatchランキングより)

    そもそも、MX LinuxはantiXとMEPISコミュニティの共同事業によって開発されたディストロらしいです。(コラボみたいなもんですかね?)

    公式サイトによると、2013年 12月に、MEPISコミュニティのメンバー間で今後のディストロのオプションについて話し合いをしていたところ、antiXの開発者が話し合いに参加し、ISOビルドシステムとLive USB/DVDテクノロジを提供したことにより作られたようです。

    最初はantiXのバージョンとして公開された(DistroWatchに掲載されるため)MX Linuxですが、2016年には独自のDistroWatchのページが設けられ、現在に至るという感じらしいです。

    また、32bitコンピューターでも実行できることも利点の一つです。機能性の問題で64bitにしか対応しないOSが多い中、MX Linuxは32bitバージョンも用意されています。


    詳細情報

    MX Linuxは、デスクトップ環境にXfce, KDE Plasma, Fluxboxを搭載するそれぞれのエディションを用意しています。

    また、スピンオフISOイメージとして別のデスクトップ環境を搭載したものも入手できるようです。

    外観はこのような感じで、改造が加えられていますね。

    また、MX Linux独自のソフトがMX Toolsとして用意されており、機能面はかなり充実していると思います。ちなみに、これらのツールはantiXのアプリケーションや、antiXのアプリケーションからフォークしたものも含まれているそうです。

    その中でもとくに好評だったのは、MX Snapshotというソフトです。

    これは、ライブシステムやインストール済みのシステムからISOファイルを抽出できるソフトです。

    つまり、メインで使っている環境からこのツールを使いISOファイルを抽出し、USBメモリ等にフラッシュすれば、サブ機や外出先のコンピューターでもUSBからメイン機と同じ環境を起動できるというわけです。

    また、定期的にISOファイルを抽出しておけば、不慮の事態によりシステムが壊れてしまっても簡単に修復し元の環境に戻すことができたり、コンピューターにインストールする必要なく、Live起動からMX Linuxを使い、MX Linuxでの作業が終わったらISOを抽出すれば次回起動時も環境を引き継げるので作業を続けることができます。

    Live起動は現在のコンピューターの環境を上書きせずにLinuxを扱うことができるというメリットがある反面、再起動するとデータが削除され元に戻ってしまう(Liveイメージは残りますが作業データは消える)ことが欠点です。

    ですが、MX Snapshotを使えばこのメリットを払拭することができます。

    また、構築が面倒な環境を構築した際に、そのスナップショットを公開すれば後の人はそのイメージからインストールするだけで環境が手に入ります。

    システム要件は、

  • Intel i686プロセッサもしくはAMDプロセッサ
  • 512MBのRAM
  • 5GBの未使用ドライブ領域
  • となっています。

    ただ、メモリに関しては、2GB以上が推奨されていますので2GBはあった方がいいですね。

    KDE Plasma版を使う方はメモリ4GBは用意しといた方が安心です。

    また、未使用ドライブ領域に関しても5GBですとOSのインストールしかできないので最低でも64GBは用意しておきましょう。

    パッケージ管理システムにはaptが採用されています。

    パッケージをインストールする際は、

    sudo apt install XXX(パッケージ名)

    とコマンドを実行することでインストールが可能です。

    ※事前にパッケージリストのアップデート、アップグレードが必要です。アップデートは、

    sudo apt update

    アップグレードは

    sudo apt upgrade

    とコマンドを実行することで可能です。

    日本語入力に関しては、初期状態ではできませんので各自インストールする必要があります。

    MXパッケージマネージャを使ってインストールすることも可能ですが、コマンドを使ってインストールすることも可能です。

    ターミナルを開き、

    sudo apt install fcitx-mozc

    とコマンドを実行してFcitx Mozcをインストールします。

    インストール後、MX Linuxを再起動してください。

    日本語入力ができるようになっているはずです。

    全角半角は、全角半角キーもしくはCtrl + スペースで切り替えます。


    まとめ

    今回はMX Linuxについて調べてみました。

    独自のツール、MX Toolsによって機能性を確保しながらも、軽快な動作を実現し、また32bitコンピューターでも動かせることが長点です。