【Linux Mint】ユーザーフレンドリーで初心者向けのLinuxディストリビューション
最終更新 2023/03/10 17:05
本記事ではLinux MintというLinuxディストリビューションを紹介します。
はじめてLinuxに触れる方、UbuntuのUIが合わず、よりWindowsに近いUIのディストリビューションを使いたい方向けに執筆しております。
Linux Mintとは
Linux MintはUbuntuやDebianをベースに開発されているLinuxディストリビューションです。
簡素でシンプルなことよりも、多くのソフトウェアや技術を用いることで誰にでも使いやすくすることを念頭に置いているディストロのようです。
アプローチはUbuntuやZorin OSに近いですね。
ただ、口述するしますが外観はWindowsにとても近く、元Windowsユーザー、特に7あたりのユーザーは抵抗なく移行できるでしょう。 もちろん、Winmdows7だけでなく、Windows10や他のバージョンのWindowsを使っていた方でも同様です。(Windows11は若干従来のWindowsのUIから変わっていますので11風というには厳しいと思いますが)。
詳細情報
デスクトップ環境には、Ubuntu版(主力バージョン)Cinnamon, MATE, Xfceを採用しています。
また、Debianベースで開発されているLMDE(Linux Mint Debian Edition)も用意されており、パッと見た感じこのエディションではCinnamonのみ採用されているようです。
非力なコンピューターにLinux Mintをインストールするには、LMDEの利用をあきらめて主力バージョンのほうを導入するか、LMDEに自力で軽量なデスクトップ環境を導入する必要があるってことですね。
順に外観を見ていきます。
まずはLinux MintのCinnamonバージョンです。
MATE及びXfceと比べると最も外観が美しくなっています。
その分、リソースも大きくなりますので、それなりの性能を要します。
外観はさほどカスタマイズされておらず、素のCinnamonって感じです。
次に、MATEバージョンです。
これ、めちゃくちゃCinnamon風にカスタマイズされていますね。
デフォルトのMATEはこんな感じで、上下にパネルがあるGNOME2系風の外観なんですよね。
慣れるのに時間がかかる可能性があるくらいならCinnamonに近づけておこうってことなんですかね。
XfceバージョンもCinnamon風にカスタマイズされています。
ここから考えて、デスクトップ環境の違いでUIが大きく変わってしまうということはなさそうです。
ただ、もちろんCinnamonバージョンのほうが美しく、より現代的な外観なので、コンピューターの性能に余裕がある方はCinnamonバージョンを導入したほうがいいと思います。
求められるマシン性能的には、
Cinnamon >Xfce >MATE
って感じですかね。MATEとXfceはほぼ互角な印象なので好きなほうでいいと思います。
最後に、LMDEです。
LMDEはCinnamonバージョンしかないみたいです(間違ってたらごめんなさい)
システム要件は
となっています。
ちなみに、推奨スペックは
となっています。
また、プロセッサーに関しては特に記載がありませんでしたが、搭載されているデスクトップ環境から推測すると1GHz以上のプロセッサーが搭載されていれば少なくとも動作はすると思われます。
Cinnamonは比較的重量級なデスクトップ環境なので、Cinnamonを搭載するエディションを使用する方は推奨スペック、もしくはそれ以上のコンピューターを用意するほうがいいでしょう。
デスクトップ環境のバリエーション的にはMATEが最も軽量(Xfceかも?)ですが、もっと軽量なデスクトップ環境(LXDE等)と比べるとMATEもそこまで軽いものではないので、やはり推奨スペックまでとはいかなくともシステム要件程度のスペックは用意するべきですね。
日本語環境に関しても、インストール時に言語設定より日本語を選択することでシステム言語は日本語になり日本語入力も可能になるので、別途日本語入力ソフトをインストールする必要はありません。
まとめ
Linux Mintはユーザーフレンドリーで、初心者向けなディストリビューションです。
UIは最初からWindows風にカスタマイズされているため、特にWindowsユーザーの方は大きな抵抗なく移行ができるでしょう。